【CASE3】Rhythmic Gymnastics専用スポーツ施設

新体操のリボンが天井にあたらない!スポーツの特徴に合わせたスポーツ施設設計

天井は高く、リボンの先端が届かないように

こちらの写真は、新体操向けのスポーツ施設です。 施主様は、新体操のスクール運営をしています。新体操の練習時で悩ましいのが、リボンを使っ演技のとき。一般的なスポーツ施設では天井高がそれほど高くないので、リボンスティックを持って演技したとき、リボンの先端が天井についてしまうことでした。

このスポーツ施設設計では、 リボンが一番伸びたときに天井にリボンがつかないように天井高を工夫しています。

しかし、ただ天井を高くすればいいというものではなく、体育館のような施設では、天井を高くすれば、空調に問題が出てきます。それだけ空調設備も整えていかなければなりません。

一般的な体育館などの室内のイメージは、梅雨時期や夏場などはとても蒸し暑いです。一方、冬はとても冷えます。
体操スクールとなると、季節を問わず、1年中快適に利用できることが求められますから、断熱性能を上げ、空調設備に気を使いました。 空調設備は、大型商業施設の技術とノウハウを取り入れ、特殊なものを利用しています。

セキュリティ対策、防音対策も必須

最近は、幼稚園や小学校の子供の声にも苦情がくるほど、世の中は外の雑音に敏感になっています。そのため、こちらの体育館は住宅地にあるため、練習時の声が外に漏れるないように防音設備も整えました。

また、セキュリティにも配慮しました。
住宅地にあり、人通りが少なく女子が多く通う場所であることから、この施設では、 看板を上げていません。また外観からもどのような施設なのかもわからない設計になっています。